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商品説明
晩年の宇宙論『ユリイカ』を軸に、ポーの作品の社会性や政治性、文化的言説をたどり、アメリカ・ルネッサンス期を照射。作品の「カラクリ」を披露することで、読者に作品の読み方を誘導し、物語の虚構性を暴露するポーのメタフィクション性を浮き彫りにする。
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収録内容
1 | 第1部 物語作家の挑戦-カラクリをしかけるポー(はじめに『ユリイカ』ありき-単純さへの熱望 |
2 | 楽園物語-詩人の夢 |
3 | 冒険物語-アーサー・ゴードン・ピムの反転する世界 |
4 | 美女物語-精神と肉体の相克 |
5 | 推理小説-芸術と大衆のはざま) |
6 | 第2部 北部文壇への挑戦-反動からアメリカ文学創生へ(「眼」をめぐる物語(「私」の住処は頭か胴体か? |
7 | -信頼できない自己 |
8 | 見つめ返す眼) |
9 | ふたたび『ユリイカ』へ-収縮する宇宙/膨張するアメリカ) |