本/雑誌
グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換 / 原タイトル:You can hear me now
ニコラス・P.サリバン/著 東方雅美/訳 渡部典子/訳
2090円
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発売日 | 2007/07/28 発売 |
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商品説明
アジア・アフリカの発展途上国で、携帯電話が急速に普及している。その波は、これまで電気すら通っていなかったような地域、1日2ドル未満の所得で生活する「貧困層」の人々にまで及ぶ。携帯電話によって、経済・社会全体がダイナミックに変化しはじめた。情報通信が活発化し、農業も工業もサービス業も一気に発展。アフリカの「貧困層」の人々が、ケータイで買い物をしているのだ!だが、なぜ、そんな「貧しい」人々に、携帯電話が広まったのか?物語は、世界でも最も貧しい国の一つ、バングラデシュから始まる。戦争で荒廃した祖国の発展を夢見る起業家イクバル・カディーアは、バングラデシュでの携帯電話サービス立ち上げを考え、ただ一人、さまざまな企業や投資家に、その夢を説いて回る。彼の夢に共鳴し、協力を申し出たのは、2006年ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の総裁、ムハマド・ユヌスだった。さらに、ノルウェーの電話会社、ジョージ・ソロスら米国の投資家、日本の総合商社・丸紅、NGO、そして現地の人々…夢は多くの人や企業を巻き込み、「グラミンフォン」が誕生する。その衝撃は、アジア・アフリカ各国に、野火のように広がっている。生活が変わり、ビジネスが生まれ、経済が興り、民主化が進む。「貧困層」として見捨てられてきた、30億人の人々が立ち上がる。世界が、大きく変わり始めた。その全貌をドラマチックに描いた、衝撃と感動の一冊。
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収録内容
1 | 「外燃機関」となる三つの力-経済成長の原動力とは |
2 | 1 グラミンフォンの物語(「つながる」ことは生産性だ-起業家カディーアの夢と祖国 |
3 | グラミン銀行と先駆者たち-ユヌス、ピトローダ、アンテナ屋 |
4 | 牛の代わりに携帯電話-新たなパラダイムが見えてきた |
5 | 投資するのか、しないのか。それが問題だ。-投資を求めて北欧へ |
6 | グラミンフォン、誕生-政府・官僚との闘いを超えて |
7 | 貧相国から世界クラスのプレーヤーへ-雄牛のように突進せよ) |
8 | 2 動き始めた巨大市場(BOPで広がる野火-アジア、アフリカ、三十億人が立ち上がる |
9 | 時代を一気に飛び越えろ-途上国で加速するMコマース |
10 | 援助ではなく、ビジネスチャンスを-社会に利益をもたらす「包括的資本主義」 |
11 | 携帯電話を超えて-カディーアとBRACの新たな挑戦 |
12 | 静かなる革命-変貌し続けるバングラデシュ) |