商品説明
古今和歌集は成立以来、歌集の規範となり、文学のみならず文化の源泉であり続けた。古今和歌集はどのような文学伝統を継承し、いかなる言葉の世界を織りなしているのか。どのように読み継がれ、享受され、古典となり得たのか。文学史としての古今和歌集をテーマに9人の気鋭の研究者が新見を交えて平易に説き明かす。永青文庫の地で催された「古今和歌集1100年熊本フォーラム」の成果。
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収録内容
1 | 第1章 『古今和歌集』の世界-生動する歌ことば |
2 | 第2章 『萬葉』から『古今』へ-国風暗黒時代をめぐる一つの解釈 |
3 | 第3章 『古今集』前夜-『新撰万葉集』の試みと蹉跌 |
4 | 第4章 『古今和歌集』の撰集-女性歌人伊勢の歌はなぜ選ばれたのか |
5 | 第5章 屏風絵と屏風歌と物語 |
6 | 第6章 引歌と本歌取り-「古典」としての『古今集』 |
7 | 第7章 古今伝授とは何か |
8 | 第8章 近世堂上派の『古今集』享受-萩原宗固を中心に |
9 | 第9章 永青文庫の『古今集』資料 |