本/雑誌
マルクスの亡霊たち 負債状況=国家、喪の作業、新しいインターナショナル / 原タイトル:Spectres de Marx
ジャック・デリダ/〔著〕 増田一夫/訳・解説
5280円
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発売日 | 2007/09/28 発売 |
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商品説明
「一つならずに亡霊化したマルクス」「マルクスに取り憑いた亡霊たち」を前にしての、マルクスの「純化」(=アルチュセール)と「脱政治化」(=単なるテクストとしてのマルクス)。これらに抗し、マルクスの「壊乱的」(ブランショ)テクストの「切迫さ」(=マルクスの厳命)を、テクストのあり方そのものにおいて相続せんとする亡霊的、怪物的著作。シェークスピアの真価(The time is out of joint(時間の蝶番がはずれてしまった))を知りながら結局は亡霊を厄祓いするマルクスの限界にまで踏み込み、「憑在‐錯時性」にこそ、「遺産相続」「出来事・革命・他者の到来」「法を超えた正義」の条件を見出す、マルクス、そしてハイデガーの「存在‐時間」論との全面対決。
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収録内容
1 | 1 マルクスの厳命 |
2 | 2 共謀する=厄祓いする-マルクス主義(を) |
3 | 3 摩耗(年齢〔時代〕なき世界の描写) |
4 | 4 革命の名のもとに、二重のバリケード(不純な「不純なる不純な幽霊たちの物語」) |
5 | 5 現れざるものの出現-現象学的「手品」 |