商品説明
私は若いころから、なぜか旧い道をたどっていくのが好きであった。旧い道にはひっそりと道しるべの石柱が半分土に埋もれながらかしいでいたり、道祖神が道しるべになっていたりする。そんな道をうつむきがちに、自分の影法師だけを相手に歩いていくと、私は遠い昔の女たちが、この道を歩きながら、どれほどの涙をしみこませていっただろうかと、ふとため息がつきあげてきたりするのであった-紀行文学の最高傑作。
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収録内容
1 | 初瀬詣で(初瀬詣で |
2 | 飛鳥路 |
3 | 宇治紀行 |
4 | 尾道・因島文学紀行 |
5 | 丹波立杭) |
6 | 木曾路の秋(木曾路の秋 |
7 | 木曾の文学寺 |
8 | 花と風鈴 |
9 | モラエス、治郎八 |
10 | 捨聖 |
11 | 清涼寺仏名会 |
12 | 竜神夜話 |
13 | 微笑仏) |
14 | 古都旅情-近江路(さざなみの志賀の都 |
15 | 冬の湖) |
16 | 古都旅情-大和路(二月堂お水取り |
17 | 炎の舞 続・二月堂お水取り |
18 | 吉野山新緑 |
19 | 中辺路万緑) |
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