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商品説明
わたしたちが当たり前のように思っている「愛」や「恋愛」は、歴史の産物にほかならない。気鋭のアメリカ人研究者が、日米比較を軸に、近代日本における「愛」の歴史を辿り、日本近代の家族制度、結婚制度、文化の特徴を追究。配偶者選択の意思決定主体、家族形態、夫婦関係の変容を、明治・大正記の書籍・雑誌などにみられる言説から捉え、さらにアメリカの事情との比較から「愛・性・結婚の三位一体」という「ロマンティック・ラブ・イデオロギー」を分析する。比較歴史社会学的アプローチから、日本における友愛結婚の誕生、性規範や親密性の変容、近代家族の成立とそのゆくえを解き明かす。
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収録内容
1 | 1 純潔の構造(聖と俗としての恋愛 |
2 | 男女交際・コートシップ) |
3 | 2 恋愛至上主義の時代(恋愛至上主義の栄光と陥穽 |
4 | 日本における友愛結婚の誕生) |
5 | 3 「恋愛結婚」と「近代家族」(「恋愛結婚イデオロギー」再考 |
6 | 自我・恋愛・テロス |
7 | 「家内性の核」の日米比較へむけて) |