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商品説明
写された「聖像」。戦前から戦後へと、「天皇」はどのように描かれ変容していったのか。権力の視線と製作者の意図との交点に結ばれたその姿を、さまざまな映画ジャンルに検証する。
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収録内容
1 | 1 尊崇と禁忌の偶像(不在と崇拝のはざまで-戦前日本映画の天皇像 |
2 | 韓国皇太子と伊藤博文-明治末期の日韓皇室における映画の役割 |
3 | 『かくて神風は吹く』-歴史映画のなかの天皇 |
4 | ハリウッドの天皇像-アメリカ映画にみるイメージ |
5 | 空襲報道と天皇-『日本ニュース』第二四八号を巡って) |
6 | 2 戦後映画の逡巡と試行(終わりの声/始まりの声-玉音放送と映画 |
7 | 『明治天皇と日露大戦争』-大蔵貢の「天皇映画」に見る懐旧と復古 |
8 | 天皇を演じる歌舞伎役者 |
9 | 現人神から生物学者へ-昭和天皇の科学者のイメージ形成 |
10 | 批判と中立と敬愛と-実験映像・ドキュメンタリーなどに見る天皇像) |
11 | 3 『太陽』のインパクト(道化師としての天皇 |
12 | 天皇/日輪/鏡、そして映画) |