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商品説明
日本の危機を超克するための哲学は可能か。新世界秩序の創造を目指す、西田幾多郎ら京都学派。それを執拗に否定する、蓑田胸喜ら原理日本社。激しい思想戦から描き出す、斬新な近代日本思想史。
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収録内容
1 | 第1章 西田幾多郎の哲学的挑戦-自己からの創造(西田幾多郎の「論理」 |
2 | 国家理由の問題-マイネッケへの苛立ち ほか) |
3 | 第2章 京都学派の世界史的挑戦-近代の超克(ヨーロッパ中心主義からの跳躍-鈴木成高 |
4 | 近代国家との訣別-西谷啓治 ほか) |
5 | 第3章 蓑田胸喜の西田幾多郎批判-禁忌としての日本(蓑田胸喜の執念 |
6 | 偶像を刻んではならない-カントとマルクスの「共通宿命」 ほか) |
7 | 第4章 蓑田胸喜の天皇機関説批判-原理日本社の公論(自我意識の極大化と絶対への欲求 |
8 | 「コトノハノミチ」という論理 ほか) |
9 | 第5章 京都学派対原理日本社-日本をめぐる闘争(絶対的なるものへの欲求 |
10 | 自己の責務 ほか) |
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