商品説明
信長、秀吉、利休、宗二、織部、遠州、不昧、直弼、鈍翁-。戦国時代以降、茶の湯は多くの権力者や文化人たちを虜にしてきた。限られた空間と茶道具が生み出す宇宙の中で、おのおのにこだわりを持ち、その美学の違いが、ある時は政治的対立の要因にさえなった。いつの世も最先端の文化として存在し、権力者と強く切り結んでいた茶の湯を通して、歴史の本流からは覗けない、個性豊かな茶人たちのなまの姿と心情に迫る。
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収録内容
1 | 1 安土・桃山の章-天下取りと名物への憧れ(松永弾正と平蜘蛛の釜 |
2 | 覇王信長の名物狩り |
3 | 下克上の茶事に・今井宗久 |
4 | 天涯一人茶人・荒木道薫 |
5 | 太閤秀吉と北野大茶会 |
6 | わび茶の求道者・千利休 |
7 | 孤高の悲劇・山上宗二 |
8 | 山科の隠士・丿貫 |
9 | 博多の梟商・島井宗室 |
10 | 茶に楽しみ有り・織田有楽) |
11 | 2 江戸前期の章-茶道具が天下を動かす(徳川家康と黄金の茶道具 |
12 | 異聞紫衣事件 |
13 | 古田織部の反乱 |
14 | 謎の茶人・金森宗和 |
15 | 綺麗さびの美学・小堀遠州 |
16 | 人生の達人・千宗旦) |
17 | 3 江戸後期の章-大名茶人の蒐集熱(江戸の豪商・冬木屋の茶道具 |
18 | 茶の湯忠臣蔵 |
19 | 改革に死す・松平乗邑 |
20 | 江戸茶の巨人・川上不白 |
21 | 美に憑かれた大名・松平不昧 |
22 | 埋木の茶の湯・井伊直弼) |
23 | 4 明治・大正・昭和の章-茶の湯復興(山田寅次郎の見た夢 |
24 | 益田鈍翁の絵巻切断 |
25 | 荒ぶる数奇者・松永耳庵) |