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商品説明
乗客が降り去り、がらんとした車内で、「ああ、こうやって、私も年をとっていくのか」とつぶやく(「バスに乗って」)。花々に囲まれ、「怖くなり、こうしたときは、人としての身分を捨てて、花の一族にそっと加わったら、楽しかろう」と感じる(「真夜中の花と不思議な時間」)。日常の何気ない情景を、繊細でありながらも力強い筆致で、見事なまで清新に描き出すエッセイ集。
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収録内容
1 | バスに乗って |
2 | 言葉のない世界 |
3 | カフェの開店準備 |
4 | カミサマの居る場所 |
5 | しんとぼん |
6 | 小名木川 |
7 | 岸上さんの誕生日 |
8 | 潮風の思念 |
9 | 蟹を食べる |
10 | 書庫と盗作〔ほか〕 |
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