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商品説明
「中華‐夷狄」という枠組みの転換を迫られた中国の知識人たちは、国際社会のなかで「中国」をいかなる存在として捉え直したのか。思想・歴史・文学・地理・言語・政治などに関する彼らの多様な言説を材料として解明する。
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収録内容
1 | 美学にとって「中国」とは何か-朱光潜の中国的モダニズム |
2 | 反響しあう東と西-辜鴻銘による『中庸』の英訳 |
3 | 異物感覚と歴史-和辻哲郎と胡適の仏教研究 |
4 | 『地球韻言』について-清末の地理認識とその表現 |
5 | 近現代中国における考古学の命運-歴史をめぐる「伝統」と「近代」 |
6 | 梁啓超の「孔子」像とその意味 |
7 | 宋平子新字の位置づけをめぐって-江南知識人の日本趣味について |
8 | 啓蒙知識人としての趙正平-南方への志向と辛亥革命の精神 |
9 | 中国近代における知の編制と諸権力-張君〓(まい)(1887‐1969)と国立自治学院を例として |