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商品説明
構築と(再)生産と帰属を要求する「社会」ではなく、そこから脱落した「無能な者たち」による「共同体」の条件とはなにか。可能性と潜在性が枯渇したところから始まる、政治の思考と生の形式とはなにか。ハイデガー、アーレント、ベンヤミン、フーコーらを参照しつつ、大胆な視点と飛躍を恐れぬ文体で問題の核心に切り込む。
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収録内容
1 | Impotenz-中断 |
2 | 苦痛/イデア-グノーシス主義者たち |
3 | Essentia-名と叫び |
4 | 法の彼方-正義 |
5 | 「私は語る」-苦痛、敷居、石 |
6 | 「私は見た」-声、イメージ、真理 |
7 | 非同時代性-再生産に抗して保たれるもの |
8 | 生を導く-エートスについて |
9 | テクネー/ポリス-国民化の時間性について |
10 | 恥、怒り、存在 |
11 | 悲劇の批判-朽ちることとしてのDasein |
12 | 不気味なもの-魂の内戦のために |
13 | 名の間違いについて-哲学者と詩人の生 |
14 | 作品とその死後の生-時間性なき歴史の概念のために |
15 | 思考の在り処 |
16 | 死、ことば、まなざし |
17 | 共同体への問い |
18 | イメージ-社会の残りもの |
19 | 生は語ることができるか-生‐政治の次元における抵抗 |