著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
十九世紀以降に理想とされてきた女と男と子どもの関係は、それ以前から形づくられてきたマンタリテ(人間の感じ考えるその仕方)や、ソシアビリテ(社会的結合関係)に、すでにその萌芽が埋め込まれていた。人が家族のうちに求める親密性や、社会における公私の境界が、それに先立つ数百年のあいだに、徐々に再編成されつつあったからである。本書では、十六~十八世紀の、とくにフランスで見られた変化に光をあてながら、近代社会を再考していく。
関連記事
収録内容
1 | 女と男と子どもの関係史 |
2 | 1 グーテンベルク以降の表象世界 |
3 | 2 生きられた空間 |
4 | 3 識字率の向上と性差 |
5 | 4 親密性の変容と政治空間の再編 |