商品説明
ずっと一人になってみたかった。あんなに結婚したかったのに、離婚したら、自由になった。一人で生活するのは淋しい。その淋しさが嬉しいこともある。誰とも口をきかず一日中本を読んだり、ぼんやり日に当たったり、淋しさに耐えかねて友人に電話をしたり。32歳の著者が、経験する初めての一人暮らし。何もかもが自由なのに、ときどき不安になってすこーんと落ちてしまう、日々の揺れを細やかに綴った、日記エッセイ。
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収録内容
1 | 魚久の粕漬と労働意欲 一月 |
2 | 冬の起床時間と細かい仕事 二月 |
3 | 春のインドア生活、読書編 三月 |
4 | テレフォン・ア・ゴーゴー 四月 |
5 | 痩せようとすると何故太るのか 五月 |
6 | 物も恋も捨ててしまう 六月 |
7 | 夏のインドア生活、TV編 七月 |
8 | ダメ人間コンビニにゆく 八月 |
9 | そば屋通いと発作的引っ越し 九月 |
10 | フリーであるということ 十月〔ほか〕 |