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商品説明
幕末の蝦夷地を十数年間も探検・調査し、アイヌ民族の風俗・文化を記録する中で和人による虐待を告発した松浦武四郎。大地に根を張り、固有の習俗を育んできたアイヌ民衆の輝きとは何か。なぜ彼らは抑圧の下で呻吟することを強いられているのか。記録者としてアイヌ民族の受難に向き合うなかで、自己変革を遂げていく松浦を描き出す入魂の評伝。
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収録内容
1 | 静かなくに |
2 | 初めて蝦夷地へ-『初航蝦夷日誌』を読む |
3 | 西蝦夷地(日本海岸)の旅-『竹四郎廻浦日記』より |
4 | 二度の樺太紀行とその間の江戸での活動-『再航日誌』と『廻浦日記』 |
5 | 『丁巳日誌』の世界 |
6 | クナシリ、エトロフ紀行とノッカマップの慰霊祭 |
7 | 『戊午日誌』と道東の旅 |
8 | シャリ・アバシリの惨状 |
9 | モンベツからソウヤへ |
10 | 十勝・日高路 |
11 | 『近世蝦夷人物誌』 |
12 | 歴史の視点を変える |