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商品説明
四人の少年は、二年の歳月を経てヨーロッパへ到着する。ラテン語を話す東洋の聡明な若者たちはスペイン、イタリア各地で歓待され、教皇グレゴリオ十三世との謁見を果たす。しかし、栄光と共に帰国した彼らを待ち受けていたのは、使節を派遣した権力者たちの死とキリシタンへの未曾有の迫害であった。巨大な歴史の波に翻弄されながら鮮烈に生きる少年たちを通して、日本のあるべき姿が見えてくる。第31回大佛次郎賞受賞。
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収録内容
1 | 第5章 ローマの栄光(「インド公子」到来 |
2 | 踊るマンショ ほか) |
3 | 第6章 運命の車輪(不吉な彗星 |
4 | わたしが神である ほか) |
5 | 第7章 迫害(右近追放の夜 |
6 | ポルトガル人の奴隷狩り ほか) |
7 | 第8章 落日(帰路の荒波 |
8 | 変わり果てた日本 ほか) |