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商品説明
暴力は複雑で定義しがたいエネルギーである。本書では、犯罪・非行臨床から見た暴力、DV加害者への取り組み、ジェンダーと暴力の問題、暴力神の系譜など、心理学・神話研究・哲学・表象研究などの専門を異にする論者が、それぞれの立場から現代の暴力の発生と連鎖について考え、それを直視する。また、DVから戦争まで、現代の社会が抱える暴力の問題を、性的差異という観点から眺めなおし、差異から共生への積極的回路をさぐる試みでもある。
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収録内容
1 | 第1部 暴力の臨床(犯罪・非行臨床から見た「暴力」 |
2 | 男性がこころに抱えるものをどう扱うか |
3 | DV加害者への取り組み-「メンズサポートルーム」に関わって) |
4 | 第2部 暴力の構造論(優しいままの暴力 |
5 | 米国プロパガンダ・ポスターにみるナショナリズムとジェンダー |
6 | 残虐性に彼方は?) |
7 | 第3部 暴力の神話学(暴力神の系譜 |
8 | ヘシオドスに現在を読む-暴力・争い・正義・ジェンダー |
9 | ギリシア悲劇における暴力と女性なるもの) |