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商品説明
第二次世界大戦前後のフランスで、反ファシズムの標的とされた一人の男がいた。「火の十字団」総裁、ラロック中佐。穏健な中道派志向でありながら、なぜファシズムの権化として集合的記憶に刻まれることになったのか?現代も活発に続くファシズム論争に、新たな視座を供する画期的な書。
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収録内容
1 | 序章 集合的記憶の中の「ファシズム神話」(死後六〇年経っても |
2 | 表象としての極右) |
3 | 第1章 左翼の標的(「火の十字団」の設立 |
4 | 形成される極右イメージ |
5 | 二月六日事件 |
6 | ファシズムの案山子) |
7 | 第2章 右翼からの憎悪(合法の「フランス社会党」へ |
8 | 「裏切り者」疑惑 |
9 | 自由戦線への不参加 |
10 | 反ラロック誹謗中傷戦線 |
11 | 大戦前夜の党勢拡大) |
12 | 第3章 ヴィシーとレジスタンスの狭間で(単一政党の拒否 |
13 | 曖昧な指導者 |
14 | 対独協力はせず |
15 | ラロック逮捕) |
16 | 第4章 名誉回復への道(獄中の二年半 |
17 | 死後の屈辱 |
18 | 集合的記憶との闘い) |
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