生きられた法の社会学 伊丹空港「不法占拠」はなぜ補償されたのか
金菱清/著
金菱清/著
著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
大阪国際空港(伊丹空港)の中にある中村地区は、約150世帯400人の在日の人びとが暮らす、日本最大規模の「不法占拠」地域である。2002年、国と伊丹市によって移転補償が決定し、真新しい共同住宅へ集団移転することになった。中村地区の生活誌を丹念に掘り起こして人びとの「生きられた法」をすくいあげ、公共性を組み替える「寛容な正義」を説く。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 不法と剥き出しの生 |
2 | 第2章 「合法/不法」の脱構築と「正義」の再構築 |
3 | 第3章 「不法占拠」の系譜学 |
4 | 第4章 「不法占拠」地域の移転補償と公共性 |
5 | 第5章 法に組み込まれた「物語」 |
6 | 第6章 剥き出しの生にあらがう人びと |
7 | 第7章 生きられた法 |