50-60年代の韓国金融改革と財閥形成 「制度移植」の思わざる結果
内橋賢悟
内橋賢悟
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商品説明
本書は、米国による50年代の対韓「制度移植」の"導入"と"挫折"が60年代以降の韓国経済発展の制度的基礎条件を作り上げるという"思わざる結果"に結びついたこの国の歴史的経緯を詳細に検証したものである。「制度移植」それ自体がはらむ根源的矛盾の解明に向けた、今日の世界の趨勢に対する問題提起の書。
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収録内容
1 | 序章 なぜ今、「1950‐60年代の韓国経済」なのか |
2 | 第1章 「制度移植」をめぐる研究史-「特恵財閥」の成立過程を軸として |
3 | 第2章 援助経済下の「金融制度改革」-1950年代韓国にみる「制度移植」の挫折 |
4 | 第3章 財閥の韓日比較史を通して-1950年代対韓・対日改革の挫折の意味 |
5 | 第4章 米国による対韓「制度移植」の矛盾とリスク-「ブルームフィールド勧告」の挫折の過程 |
6 | 第5章 1960年代韓国にみる政策的連続性-矛盾をはらんだ「韓国モデル」 |
7 | 結論 対米従属が生む「矛盾をはらんだ成長」 |