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商品説明
心のケアで人は本当に救われるのか。「自由化」とは競争の激化、「個性化」は能力主義の強化、「国際化」とはグローバリズムの中の選別と、さまざまな社会矛盾の増大に邁進する学校現場。その教育の場に救世主の如く導入された「心の教育」とカウンセリングとは、何を目指し、何が出来るのか-。混乱する教育の実態を見つめ、根源的に分析する柔軟な論考。
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収録内容
1 | 序 心の管理、無声の社会を考える |
2 | 1 「心の時代」の経緯と現在(消費社会とカウンセリング |
3 | 「心の時代」は人を救えるのか |
4 | 「心のケア」・「心の教育」論考 |
5 | 心理主義と新自由主義の持ちつ持たれつつ) |
6 | 2 「心の教育」とは何か(「心の教育」が意図するもの |
7 | 心理主義と国家主義の調合物 |
8 | スクールカウンセリングと「心の教育」 |
9 | 『心のノート』と子どもの権利) |
10 | 3 子どもと学校の諸問題(「学力」再考-出席をとらない |
11 | 親と教員は共闘できるか-教育基本法改定のときに |
12 | 学校化社会と「居場所」-ただのおとなに居直る |
13 | 「いじめ」-評価・消費社会の到達地) |