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商品説明
ジラール、ドゥルーズ=ガタリ、フーコー-アクチュアルな現代思想を参照に、これまで性と過剰に結びつけられてきたロレンス像を解体し、後期テクストの新しい読解の可能性を探る。D.H.ロレンス研究最先鋭。
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収録内容
1 | 第1章 超越論的媒体-『恋する乙女たち』における形而上的欲望 |
2 | 第2章 抵抗の目に見えない核-『アーロンの杖』における反美学的・反有機的傾向 |
3 | 第3章 脱領土化と再領土化-『アーロンの杖』とドゥルーズ=ガタリ『千のプラトー』 |
4 | 第4章 復讐心と脊椎意識の断念-『カンガルー』と群衆理論 |
5 | 第5章 群衆の消滅と悪の偏在化-『カンガルー』から『セント・モア』へ |
6 | 第6章 不在の破壊的創造-『セント・モア』における自然・文明概念 |
7 | 第7章 消え行く媒体としての「アジアの中心」-『セント・モア』とネイティヴィスト・モダニズム |
8 | 第8章 セクシュアリティ、ナチズム、ポストコロニアリズム-『羽毛の蛇』とミシェル・フーコー『性の歴史1 知への意志』 |
9 | おわりに ロレンスとキャノン-『チャタレー夫人の恋人』をめぐる批評動向 |