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商品説明
国家的危機の時代における大学の使命とは何か。欧化一辺倒の東京帝国大学に学風改革を迫り、高度国防国家を標傍する政府とも命がけの思想戦を繰り広げた東大生たち。戦時体制下で宿命的に挫折した"日本主義的教養"の逆説を読み解き、日本型保守主義の可能性を探る。
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収録内容
| 1 | 第1章 「右翼」は頭が悪かったのか-文部省データの統計的分析 |
| 2 | 第2章 政治学講義と国体論の出会い-『矢部貞治日記』を中心に |
| 3 | 第3章 学風改革か自治破壊か-東大小田村事件の衝撃 |
| 4 | 第4章 若き日本主義者たちの登場-一高昭信会の系譜 |
| 5 | 第5章 学生思想運動の全国展開-日本学生協会の設立 |
| 6 | 第6章 逆風下の思想戦-精神科学研究所の設立 |
| 7 | 第7章 「観念右翼」の逆説-戦時体制下の護憲運動 |
| 8 | 第8章 昭和十六年の短期戦論-違勅論と軍政批判 |
| 9 | 第9章 「観念右翼」は狂信的だったのか-日本型保守主義の可能性 |
