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商品説明
アフリカ・マラウイのクイーンエリザベス中央病院。僕はそこの小児病棟で「passed away(亡くなる)」という言葉を数え切れないくらい耳にし、カルテの中に見た。そして「Rest in peace(安らかに眠りたまえ)」という言葉でカルテは結ばれるのだった-。著者はアフリカの最貧国で2年間子どもを診療し、アジアの最貧国で「ポリオ根絶」という世界的プロジェクトに携わった。先進国や国連がかかげる「国際援助」「貧困削減」というスローガンは美しい。だが、本当に貧しい人々にその善意は届いているのだろうか。最前線の現場にいた医師ならではの、貴重なレポート。
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収録内容
1 | 第1章 小児科研修医、二年目の秋 |
2 | 第2章 青年海外協力隊へ |
3 | 第3章 アフリカの最貧国、マラウイ |
4 | 第4章 地獄の小児病棟 |
5 | 第5章 難民景気 |
6 | 第6章 絶望の果てにあるもの |
7 | 第7章 アジアの最貧国、ラオス |
8 | 第8章 ポリオ根絶活動 |
9 | 第9章 国際協力の光と影 |