商品説明
ヨハネ福音書のイエスは、なぜ謎めいた仕方で語るのか。「世の光」とは、どんな世界観と自然観を前提として言われているのか。この福音書を育んだ共同体とは、どのようなものだったのか。「はじめに、ことばがいた」-福音書の新訳に取り組んだ経験を踏まえて、著者の独自の読みと、さまざまな発見とを語る。ヨハネにとってイエスは、何よりもまず、「共にいる」ことがリアルに体感される復活者の名であった。福音書のことばの森に分け入って、愛・聖霊・光の語を生きた意味で満たしている霊的経験をよみがえらせる。
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収録内容
1 | 1 生きている復活者(「神の子キリスト」-日常生活における復活者の臨在 |
2 | 「はじめに、ことばがいた」-イエスとの最初の出会い |
3 | 「父が私を遣わした」-イエスの権能の根拠 |
4 | 「ことば」「光」「生命」-キリスト者の生き方への示唆) |
5 | 2 イエス物語の仕かけと背景(「見たことがないのに信じる人々は幸いだ」-「見る」ことと「信じる」ことの意味 |
6 | 「謎めいたかたちで語る」-読者に戸惑いを与えることの真意 |
7 | 「活ける水」-サマリアでの逸話が示唆するもの |
8 | 「イエスが愛していた弟子」-キリスト者の理想像) |
9 | 3 ヨハネの「世」-自然観と社会観(「世は彼を介してできた」-ヨハネ福音書の「世界」観 |
10 | 「自分たちの罪のうちに死ぬであろう」-ヨハネ文書における「罪」の概念 |
11 | 「もう一人の弁護者」-ヨハネ福音書における生霊の経験) |
12 | 4 ヨハネ教団(「互いに愛し合いなさい」-信仰と愛の共同体 |
13 | 「私が良い牧者」「私が蔔萄の木」-イエスとキリスト者との結び) |
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