著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
北町奉行所・臨時廻り同心の鷲津軍兵衛と同期の加曾利孫四郎たちは、押し込み強盗の一味、赤頭三兄弟の隠れ家に踏み込んだ。だが、三兄弟の三男・吉三郎は一人逃げ延び、行方をくらませてしまう。岡っ引き・留松の子分、福治郎は、自分のせいで吉三郎を捕り逃したことを悔いて、肩を落としながらとある居酒屋へ立ち寄った。店の酌婦・お光と出会った福治郎は、少しずつ心を癒され、お互いの過去と素性を知らずして惹かれあっていくのだったが…。同心としての誇り、哀切、喜びが織りなす、捕物帖の傑作シリーズ、待望の第五弾。