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商品説明
ペリー艦隊を目のあたりにした名もない人々は、何を見たのか、感じたのか。古記録の復元とともに、わかりやすい解説で幕末庶民の国際感覚を知る。嘉永七年(一八五四)のペリー艦隊来航直後に記されたといわれる「亞墨理駕船渡来日記」。神奈川新聞の前身である横浜貿易新聞は、この古記録の連載を明治三十一年(一八九八)に開始した。本書は、既に失われてしまった原本を、連載記事を底本として復元。横浜開港資料館の史料を組み合わせながら解説を加え、現代に甦らせた貴重な一冊。
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収録内容
1 | 発見-古記録に残る"衝撃" |
2 | 幕開け-網の目の警備体制 |
3 | 緊張-地域の住民も動員 |
4 | 艦隊-朝日を背に近づく |
5 | 座礁-積み荷を移し脱出 |
6 | 交渉-場所をめぐり対立 |
7 | 落書き-小船の水兵が岩に |
8 | 漂流物-弾丸に軍事力痛感 |
9 | 祝砲-幕府驚き態度一変 |
10 | 交渉役-浦賀のエース官僚〔ほか〕 |