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商品説明
昭和29(1954)年、町村合併によって誕生した「富加」という地名が『武功夜話』に記載されていることを手掛かりに、その成立時期が、384年前の古文書ではなく、戦後に書かれた偽書であることを突き止め、『信長公記』ほか信頼できる史料の緻密な歴史検証をとおして、偽書の真相を徹底的に解明する。藤吉郎の名を一躍有名にした「墨俣一夜築城」は事実ではなく、「伏屋城砦」が真説であり、『信長公記』の編年が多くの誤解を生んだ背景を解明して、その改定遍歴を提示する。
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収録内容
1 | 序章 前野家文書『武功夜話』とは(『武功夜話』のあらかた |
2 | 『武功夜話』の中心人物 ほか) |
3 | 第1章 『武功夜話』の成立時期に関る地名問題(「富加」の地名問題 |
4 | 部分的に加筆された可能性について ほか) |
5 | 第2章 『前野氏系図』の検証(系図への視点 |
6 | 『良峰氏系図』に系いだ「前野氏系図」 ほか) |
7 | 第3章 尾濃平定に関る記述の検証(美濃國墨俣責図 |
8 | 岩倉城陥落時の城主 ほか) |