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商品説明
戦争と殺戮、食糧と資源、貧困と格差、医療危機、社会保障の破綻など、人間の生存をめぐる末期的状況をもたらした市場原理主義。21世紀の世界は新たな危機の時代を歩みはじめた。前世紀の危機の時代に生きたA・グラムシの思想と実践を再審し、今日の「もうひとつの世界」へ向けて、新しい抵抗ヘゲモニーの創造を模索する論集。
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収録内容
1 | 序章 グラムシ思想への前哨-疎外、物象化、市民社会、ヘゲモニー |
2 | 第1章 「プロレタリアート」概念の再審-いま「ベルリンの壁の崩壊」を読む |
3 | 第2章 全ての人間は知識人である-グラムシ教育思想の根本問題 |
4 | 第3章 国家の市民社会への再吸収-組織された生産者社会の旋回 |
5 | 第4章 ムッソリーニとグラムシ-ローマ・一九二四年~一九二六年 |
6 | 第5章 三池闘争の終焉と現代日本-生産者社会の夢・市民社会の現実 |
7 | 終章 グラムシと教育研究-本書の総括にかえて |