商品説明
1946(昭和21)年4月に発表された「堕落論」によって、坂口安吾(1906‐1955)は一躍時代の寵児となった。作家として生き抜く覚悟を決めた日から、安吾は内なる<自己>との壮絶な戦いに明け暮れた。他者などではない。この<自己>こそが一切の基準だ。安吾の視線は、物事の本質にグサリと突き刺さる。
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収録内容
1 | ピエロ伝道者 |
2 | FARCEに就て |
3 | ドストエフスキーとバルザック |
4 | 意欲的創作文章の形式と方法 |
5 | 枯淡の風格を排す |
6 | 文章の一形式 |
7 | 茶番に寄せて |
8 | 文字と速力と文学 |
9 | 文学のふるさと |
10 | 日本文化私観 |
11 | 青春論 |
12 | 咢堂小論 |
13 | 墜落論 |
14 | 墜落論(続墜落論) |
15 | 武者ぶるい論 |
16 | デカダン文学論 |
17 | インチキ文学ボクメツ雑談 |
18 | 戯作者文学論 |
19 | 余はベンメイす |
20 | 恋愛論 |
21 | 悪妻論 |
22 | 教祖の文学 |
23 | 不良少年とキリスト |
24 | 百万人の文学 |