商品説明
日本侵略へのフビライの執念に思いを馳せた「蒙古塚」を皮切りに、地図をながめるだけで「にわかに貿易風の吹きわたるにおいを感じてしまう」という肥前のみちをゆく。平戸から長崎へ、中世末の日本が初めて「普遍」の波に洗われた海岸に沿って歩く旅は、世界史的な視野を盛り込んだスケールの大きな「街道をゆく」に。のちの「南蛮のみち」や『韃靼疾風録』への序章ともなった。
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収録内容
1 | 蒙古塚・唐津(震天雷など |
2 | 今津の松原 |
3 | 虹の松原 ほか) |
4 | 平戸(平戸の蘭館 |
5 | 船首像 |
6 | 尾根と窪地の屋敷町 ほか) |
7 | 横瀬・長崎(開花楼の豪傑たち |
8 | 横瀬の浦 |
9 | パードレ・トーレス ほか) |