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商品説明
中世の村はひたすら明るかったのか。あるいは村の隅々にまで戦国大名の支配が浸透していたのか-実態は「自力」のさまざまな発動が織りなされる熟した社会であった。村同士の争い事の際の言葉戦いという挑戦の作法、暴力の回帰や反復を避けるための人質・わびごとの作法、また犯罪解決のための自検断の作法などを検証し、中世の村の実相に迫る。
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収録内容
1 | 1 挑戦・身代わり・降参の作法(言葉戦い |
2 | 身代わりの作法・わびごとの作法 |
3 | 村の扶養者 |
4 | 村の牢人) |
5 | 2 村の武力と自検断(村の若衆と老若 |
6 | 落書・高札・褒美 |
7 | 逐電と放状 |
8 | 村の故戦防戦法) |
9 | 3 庄屋・政所・在地領主(中世庄屋の実像 |
10 | 領主政所と村寄合 |
11 | 在地領主の勧農と民俗 |
12 | 村堂の落書き-「忘れられた霊場」によせて) |