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商品説明
未来派、ファシズムを経て、カルヴィーノ、エーコへ-。国家と歴史の境界を超え、先駆者/簒奪者/傍観者/抵抗者として生きた表現者たち。かれらの実験と実践を手がかりに、いま、この時代の"夢"と"現実"をやわらかに映し出す、20世紀イタリア文化論の結晶。
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収録内容
1 | 第1部 "ファシスト"たち(アヴァンギャルドの桎梏-マッシモ・ボンテンペッリと未来主義 |
2 | ファシズム下で無国籍者であること-サヴィーニオをめぐって |
3 | ファシズムの物語・物語のファシズム ほか) |
4 | 第2部 断章(未来派とオリンピック-トリノ五輪開会式を見て |
5 | 失速する夢 |
6 | 「鉛の時代」の傷痕 ほか) |
7 | 第3部 "主語"としてのイタリア(イタリアのなかのアメリカ-もうひとつのコスモポリチスム |
8 | イタリアのなかのヨーロッパ-エルメティズモ論序説 |
9 | 「参加」の変容あるいは参加する読者-エーコの大衆小説論をめぐって) |