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商品説明
バフチンの「ポリフォニー」、「カーニヴァル」といった概念、スターリン体制によって切断されたロシア・アヴァンギャルドと「銀の時代」の歴史的な連続性、ナボコフと「亡命」という見取り図。文学と芸術という文化の背景に潜む思想をあざやかに暴き出す。
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収録内容
1 | 第1部 身体・声・笑い-ロシア文化のなかのバフチン(引き裂かれた祝祭-バフチンのカーニヴァルにおける無意識、時間、存在 |
2 | 現代ロシアにおけるバフチン-ポストモダニズムと文化研究のなかで |
3 | 身体、声、笑い-ロシア宗教思想とバフチンの否定神学的人格論 ほか) |
4 | 第2部 複数性の帝国-近現代ロシア文化史を読み直す(ロシア文化史の新しい見方-A・エトキント、B・グロイスの文化史研究を中心に |
5 | 消去された自然-ロシア文化のディスクールにおける欲望と権力 |
6 | 「何もない空虚のなかで…」-近代ロシアにおける「音」の支配 ほか) |
7 | 第3部 暗闇と視覚イメージ-ナボコフについて(ナボコフのロシア |
8 | ナボコフあるいは物語られた「亡命」 |
9 | 虚構の共同体-ナボコフ『ロシア美人』 ほか) |