商品説明
マンガには社会のさまざまな側面が映し出されている。と同時に、マンガは人々の意識やものの見方に深い影響を与えてもいる。本書は、マンガに映し出された"他者"イメージの分析を通じ、日本文化の特徴や歴史的な変容を、比較文化論や言語論、身体論やジェンダー論の視点から考察することにより、ビジュアル文化研究に新たな視座を提供するものである。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 日本マンガにおける異人ことば |
2 | 第2章 歴史表象としての視覚的「日本人」像 |
3 | 第3章 『ドラゴンボール』と出会った韓国-暴力的で扇情的な"他者"としてのマンガ |
4 | 第4章 日本のマンガにおける他者との遭遇 |
5 | 第5章 戦後少年マンガのなかの"敵"イメージをめぐって |
6 | 第6章 「他者」としての「ヒットラー」-『アドルフに告ぐ』とドイツ娯楽メディアにおけるヒットラー像の諸相 |