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商品説明
本書は、比較社会学の視座から現代社会を考察してきた著者が、生命史における「個体」発生とその主体化の画期的意義を明らかにする。遺伝子理論・動物行動学・動物社会学の成果に向き合いつつ、動物個体の行動の秘密を探り、「自我」成立の前提を鮮やかに解明する。「人間的自我」を究明する著者ならではの野心作。
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収録内容
1 | CARAVANSERAI:自我という都市 |
2 | 1 動物の「利己/利他」行動 |
3 | 2 利己的な遺伝子「理論」 |
4 | 3 生成子の旅-「個の起原」の問い |
5 | 4 共生系としての個体-個体性の起源 |
6 | 5 創造主に反逆する者-主体性の起原 |
7 | 6 「かけがえのない個」という感覚-自己意識の起原 |
8 | 7 誘惑の磁場-エクスタシー論 |
9 | テレオノミーの開放系-個の自己裂開的な構造 |
10 | 補論1 「自我の比較社会学」ノート |
11 | 補論2 性現象と宗教現象-自我の地平線 |