本/雑誌
遠近の回想 / 原タイトル:De pres et de loin
クロード・レヴィ=ストロース/〔著〕 ディディエ・エリボン/〔著〕 竹内信夫/訳
4950円
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発売日 | 2008/11/28 発売 |
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商品説明
20世紀という時代を深く生き抜いた思想家レヴィ=ストロースは、自分について語ることが少なかった。旧版では、文化人類学者としての生涯と精神の軌跡とを、45歳年下の鋭敏な聞き手を得て、のびのびと楽しく語っている。今回の増補新版は、その2年後に、旧版への反応を踏まえて行なわれた対談「二年後に」を併せて収める。話題は多岐にわたり、まず生涯の節目となった出来事を克明に語る。ブラジル滞在、亡命先のニューヨークで出会ったブルトンやエルンスト、パリでのラカンやメルロ=ポンティとの交流、1968年のパリ五月事件への反応、自らの構造主義的思考に決定的な影響をあたえたヤーコブソンの存在…。著書の1冊1冊について意図や背景を述懐する部分では、「自然から文化への移行」という壮大なテーマを生涯追求し、各々がその変奏曲であったことが浮彫りにされる。さらに、ワーグナーやコンラッドへの思い入れ、劇作家になりたかった夢など、その人間的魅力がふんだんに引き出され、発見も詰まっている。彼自身による最適なレヴィ=ストロース入門ともいえよう。
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収録内容
1 | 第1部 ドン・キホーテの帰還(オッフェンバックからマルクスへ |
2 | フィールドに立つ民族学者 |
3 | ニューヨークの放浪生活 |
4 | 旧世界への帰還 |
5 | 数字8の秘密 |
6 | パリの構造主義 |
7 | コレージュ・ド・フランスにて |
8 | 緑の礼服-アカデミー・フランセーズ |
9 | 「退屈することはありません」) |
10 | 第2部 精神の法則(結婚の掟 |
11 | 感覚的世界 |
12 | スー族、哲学者、科学 |
13 | 歴史の掃き溜めのなかで |
14 | 鳥の卵採りの後を追って |
15 | 思考の働き) |
16 | 第3部 複数の文化、単一の文化(人種と政治 |
17 | 文学 |
18 | 絵画の内容 |
19 | 音楽と声) |