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商品説明
グローバル経営や市場原理主義の熱病に冒された日本企業は、何よりも経営指標の数値を重視し、利益最優先のために本来は企業が担うべきコストを社会に付け回している。こうして数値上では企業ばかりが富み栄え、人々は雇用と生活の安定を失い、多くの非正規雇用者を抱える社会の疲弊はますます深刻化している。いったい何のための企業活動なのか。会社は誰のために存在するのか。バブル期の野村證券スキャンダルの検証に始まり、松下電器やソニー等の大企業、コミットメント経営で耳目を集めた日産自動車等々の企業の実態をつぶさに検証し、現在の日本企業がかかえている病巣を明らかにする。
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収録内容
1 | 第1章 バブルのツケ-失われた精神 |
2 | 第2章 会社は誰のものか |
3 | 第3章 引き継ぐことの難しさ-ソニーと松下のケース |
4 | 第4章 コミットメントとグローバル化-ゴーン革命の実態 |
5 | 第5章 放棄される「家族主義」 |
6 | 第6章 私たちの覚悟 |