著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
アメリカの金融破錠は、自由と民主主義の名の下に個人の飽くなき欲望を肯定し、グローバル化を強引に主導してきたアメリカ的価値の破錠でもあった。それに追随し、経済だけでなく政治、人心のあらゆる局面で崩壊の危機に瀕する日本。もはやアメリカとの決別なくして再生はありえない。今こそ、「私」ではなく「義」を、「覇権」ではなく「和」を是とする日本的価値を、精神の核に据え直すときなのだ。今日の危機に早くから警告を発してきた思想家があらためて問う「保守」という生き方。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 保守に託された最後の希望(簡単だった対立の構図 |
2 | 現状維持の「左翼」、変革を唱える「保守」 ほか) |
3 | 第2章 自由は普遍の価値ではない(ある古い旅館の光景 |
4 | 全共闘の平和主義と暴力主義 ほか) |
5 | 第3章 成熟の果てのニヒリズム(ニーチェととの出会い |
6 | 道徳・正義の裏に潜む権力欲 ほか) |
7 | 第4章 漂流する日本的価値(世界金融危機の根本原因は過剰資本 |
8 | アメリカの北部型経済と南部型経済 ほか) |
9 | 第5章 日本を愛して生きるということ(なぜ今「愛国心」なのか |
10 | 「愛国心」をめぐる諸概念 ほか) |