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商品説明
本書は、台湾における日系新宗教の受容を扱った社会学的モノグラフである。エスノセントリックな教理を説いた生長の家に焦点を合わせ議論を進め、日本中心主義的な教理が、旧植民地において熱烈に受容された要因を質的な調査研究から探った。戦後台湾の特殊な社会状況の下で、かつての「祖国」と天皇を憧憬するメンタリティが醸成され、日本語族の擬似的エスニックチャーチが形成されたメカニズムを論じた、ポストコロニアル論でもある。
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収録内容
1 | 序章 研究の目的・視点・方法 |
2 | 第1章 研究の第一与件-台湾社会の歴史的変遷 |
3 | 第2章 研究の第二与件-生長の家が発信したメッセージ |
4 | 第3章 台湾における生長の家の展開 |
5 | 第4章 生命實相研究會と信仰受容の様態 |
6 | 第5章 中華民國生長之家傳道協會の発足と受容の様態 |
7 | 第6章 台湾における生長の家の受容・停滞の規定要因 |
8 | 終章 結論 |