商品説明
ときあたかも1980年代末の土地バブルに踊る日本をあとに、「国民が国土を創造した」オランダを訪ねる。鎖国時代の日本にとって、暗箱にあいた針穴から射しこむほどのかすかな外光がオランダだったと著者はいい、プロテスタント精神の発露たる商業活動が育てた自律的、合理的な国民性をゆく先々で実感する。さらに、レンブラントやゴッホの絵画への著者の深い理解が共感を呼ぶ。
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収録内容
1 | 事はじめ |
2 | 光る温室 |
3 | 三人の迎えびと |
4 | ハイネと"オランダ人" |
5 | 飛ぶオランダ人 |
6 | 名よりも実 |
7 | 流入者と自由 |
8 | 都市物語 |
9 | 鰊学校 |
10 | 慈愛号〔ほか〕 |