灼熱の虜 / 原タイトル:Fatal burn (ライムブックス)

酷暑の続くカリフォルニア州サンタ・ルシア。ドッグ・トレーナーのシャノンは、真夜中に電話の着信音で目を覚ました。電話は無言で、発信元も非通知。胸騒ぎをおぼえ外を見ると、軒下の柱に焼け焦げた紙がとめられている。それはかつて離ればなれになった娘の出生証明書だった。一方、オレゴン州フォールズ・クロッシングでは少女の誘拐事件が発生。養父で私立探偵のトラヴィスはいてもたってもいられず、自ら捜索に乗り出す。最初に向かったのは、娘の産みの親であるシャノンのところだった。だが到着と同時に爆発音が轟き、敷地内の小屋から火の手があがる。彼に助け出され、一命をとりとめたシャノンだが、事件は思いもよらぬ方向へと2人を導いてゆく…全米ベストセラー作家が放つ、戦慄のロマンティック・サスペンス。