商品説明
上流貴族の家に生まれた道元は13歳で出家し、24歳のとき南宋へ渡り、上陸を許されずに停泊している間に、典座(禅寺の食事係)の役職にあった老僧と運命的な出会いをする…。帰国した道元は、寺院の規律を保つための新たな基準となる書を撰述しようとし、『典座教訓』を著した。食と仏道を同じレベルで語ったこの書を、自らが長く典座を務めた体験をもとに読み解き、禅の精神を日常の言葉で語り、禅の核心に迫る。
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収録内容
1 | 典座の心得 |
2 | 典座のつとめ |
3 | 米を研ぐ即ち禅 |
4 | 効率のよい食膳 |
5 | 仕事の手順 |
6 | 典座の心得 |
7 | 敬って作る、敬って供す |
8 | 僧食九拝 |
9 | 典座の先達に会う |
10 | 禅師、食の真理に目覚める |
11 | 典座は一山の住職の心持で |
12 | 食に上物下物なし |
13 | 人に上品下品なし |
14 | 当時の日本の典座 |
15 | 禅道の本文 |
16 | 三心 喜んでいただく |
17 | 三心 天地の思いやりを受ける |
18 | 三心 天地いっぱいをいただく |