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商品説明
戦後教育において「平等」はどのように考えられてきたのだろうか。本書が注目するのは、義務教育費の配分と日本的な平等主義のプロセスである。そのきわめて特異な背景には、戦前からの地方財政の逼迫と戦後の人口動態、アメリカから流入した「新教育」思想とが複雑に絡まり合っていた。セーフティネットとしての役割を維持してきたこの「戦後レジーム」がなぜ崩壊しつつあるのか、その原点を探る。
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収録内容
1 | プロローグ 平等神話の解読 |
2 | 第1章 対立の構図と問題の底流 |
3 | 第2章 戦前のトラウマと源流としてのアメリカ |
4 | 第3章 設計図はいかに描かれたか |
5 | 第4章 「面の平等」と知られざる革命 |
6 | 第5章 標準化のアンビバレンス |
7 | エピローグ 屈折する視線-個人と個性の錯視 |