商品説明
重度の身体障害者が地域でヘルパーやボランティアの手を借りながら、一人または生殖家族と暮らしていること、そのような暮らしが可能であることを知っている人たちはどれくらいいるのだろう。「自立生活」を「強い障害者のもの」であり、自分、あるいは自分の周りにいる障害者とは関係がない生活だと思い込んでしまっている人たち、自分にはできやしない、あるいは自分の周りの障害者にはできやしないとあきらめてしまう人たち。様々な工夫ややりくり、苦労も含めた今の「自立生活」の多様性を示すことによって、そのあきらめの壁を取り払う。
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収録内容
1 | 第1章 障害のある生活と「生活の場」 |
2 | 第2章 「自立生活」を捉える視点と方法 |
3 | 第3章 事例調査と分析方法 |
4 | 第4章 障害者の生活における構造的資源に関する社会制度 |
5 | 第5章 六〇代男性 脳性マヒ者 |
6 | 第6章 五〇代 夫婦と女性 |
7 | 第7章 三〇代女性 先天性障害者 |
8 | 第8章 三〇代男性 頚髄損傷者 |
9 | 終章 多様な「自立生活」の可能性を広げるために |
10 | その後 障害者自立支援法の施行と調査対象者たちの生活 |