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商品説明
たった三十一文字の歌のなかに、枕詞や序詞など、無用ともみえるレトリックが使われる理由とは?答えのカギは、「演技」という視点にあった-。身近な疑問を入口に、古典和歌の豊富な具体例をあげながら、千三百年も続いてきた文学形式の謎に真っ向から取り組む。歌の言葉と人が生きることの深いかかわりを読み解く、刺激的な一書。
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収録内容
1 | 和歌は演技している |
2 | 1 和歌のレトリック(枕詞-違和感を生み出す声 |
3 | 序詞-共同の記憶を作り出す |
4 | 掛詞-偶然の出会いが必然に変わる |
5 | 縁語-宿命的な関係を表す言葉 |
6 | 本歌取り-古歌を再生する |
7 | 和歌的レトリックとは何か-まとめの講義) |
8 | 2 行為としての和歌(贈答歌-人間関係をつむぐ |
9 | 歌合-捧げられるアンサンブル |
10 | 屏風歌・障子歌-絵と和歌の協和 |
11 | 柿本人麻呂影供-歌神降臨 |
12 | 古今伝授-古典を生き直す) |
13 | 和歌を生きるこということ |