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商品説明
いま、日本の保育制度は、文字どおり、戦後最大の転換期を迎えようとしている。2009年に入って、厚労省がさし示した「新しい保育制度」の方向は、もしこれが将来実現することになれば、保育全体に戦後史的転換を呼び起こすことは確実である。本書は、この保育制度の改革をめぐって、いま私たちが何を考えなければならないか、その焦点と争点を明らかにしようとするものである。
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収録内容
1 | 第1章 「新しい保育制度」と保育所改革の焦点(はじめに-厚労省の変貌 |
2 | 保育制度の原則的転換を呼ぶ「新しい保育制度」 ほか) |
3 | 第2章 保育制度転換の背景と真のネライ(はじめに-転換論の二つの立場 |
4 | 「新待機児童ゼロ作戦」から保育制度転換へ ほか) |
5 | 第3章 保育の準市場化による福祉国家の変質(はじめに-福祉国家のなかの保育 |
6 | 新自由主義による福祉国家の縮小・解体戦略 ほか) |
7 | 第4章 コミュニケーション労働の専門性に根ざす現物給付原則(はじめに-人権原理と保育原理 |
8 | 保育の前に立った市場原理主義者の非合理性 ほか) |
9 | おわりに-赤ちゃんのつぶらな瞳を保育の原点として |