本/雑誌
歴史は「べき乗則」で動く 種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 / 原タイトル:Ubiquity (ハヤカワ文庫 NF 358 <数理を愉しむ>シリーズ)
マーク・ブキャナン 水谷淳
1034円
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発売日 | 2009/08/28 発売 |
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商品説明
混沌たる世界を支配する、究極の物理法則「べき乗則」。それは砂山の雪崩、地震、絶滅などの自然現象だけでなく、株価変動や流行といった社会現象にさえ見出せる。自らの発見を可能にした科学の進歩過程にも現われるこの法則を、人為と偶然の蓄積である「歴史」全般に敷衍したとき、私たちが手にする驚くべき洞察とは…統計物理の基本から壮大な応用可能性までを語りつくす、スリリングな科学読本。2009年度日本数学会出版賞受賞。
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収録内容
1 | なぜ世界は予期せぬ大激変に見舞われるのか |
2 | 地震には「前兆」も「周期」もない |
3 | 地震の規模と頻度の驚くべき関係-べき乗則の発見 |
4 | べき乗則は自然界にあまねく宿る |
5 | 最初の地滑りが運命の分かれ道-地震と臨界状態 |
6 | 世界は見た目よりも単純で、細部は重要ではない |
7 | 防火対策を講じるほど山火事は大きくなる |
8 | 大量絶滅は特別な出来事ではない |
9 | 臨界状態へと自己組織化する生物ネットワーク |
10 | なぜ金融市場は暴落するのか-人間社会もべき乗則に従う |
11 | では、個人の自由意志はどうなるのか |
12 | 科学は地続きに「進歩」するのではない |
13 | 「学説ネットワークの雪崩」としての科学革命 |
14 | 「クレオパトラの鼻」が歴史を変えるのか |
15 | 歴史物理学の可能性 |