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商品説明
日本の古代史は、「壬申の乱」における大海人皇子の勝利によって、形作られたといっても過言ではない。そして「壬申の乱」を知るには、『日本書紀』壬申紀に依存せざるを得ないのだが、これは、「勝者の歴史書」であり、必ずしも、真実を語っているとは限らないのである。前著で「壬申の乱は、天武元年六月、大海人皇子が挙兵を決意してから、わずか二ヶ月で、奇跡的に勝利した戦い(聖戦)であったのか。大海人皇子の吉野入りは、古人大兄皇子のそれの焼き直しの感が強い。そこには皇位の簒奪を正当化するための作為が感じられる」と疑問を投げかけた著者の畢生の書。歴史の裏側に迫る。
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収録内容
1 | 第1章 壬申の乱の経緯 |
2 | 第2章 大海人皇子軍進軍路 |
3 | 第3章 大海人皇子軍と大友皇子軍の勢力比較 |
4 | 第4章 壬申の乱の功臣と大海人皇子軍 |
5 | 第5章 近江朝廷軍 |
6 | 第6章 壬申の乱の特質 |
7 | 第7章 「壬申の乱」関連文献 |