本/雑誌
詩的間伐 対話2002-2009
稲川 方人 著 瀬尾 育生 著
3850円
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発売日 | 2009/10/18 発売 |
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商品説明
無化された「歴史」と、しかしなお「無化」自体が頑強な歴史性として顕われている現在の狭間で、本書の「対話」は成立している。言語的交通の不全においてなお、詩作しようとしているわれわれの現在の歴史性は、やがて遠い未来から俯瞰され、整理されるだろうが、いまはそのときではない(稲川方人)。僕たちがやってきたのは、詩の間伐のようなことじゃないかと思う。間伐地を作りながら、そのときどきの現在を語ってきた。俯瞰的な詩史的展望を断念して「現在」を語るときにだけ、そこに加担してくるもの、臨在するものがある(瀬尾育生)。詩の現在に対峙した8年間の集成。
関連記事
収録内容
1 | 人間が露わになる場所から(2002.7.6) |
2 | 詩の時間をどう作るか(2002.9.22) |
3 | 根源に見えるもの(2003.3.4) |
4 | 公開の責任(2003.7.14) |
5 | 錯乱の詩法(2003.9.29) |
6 | 言語の穴-詩を書くことと消すこと(2004.1.19) |
7 | 文学の虚構について(2004.4.10) |
8 | 詩の人称(2004.7.19) |
9 | 「世界」との関係(2004.10.9) |
10 | 「悲劇の恋/歌」の場所 ゲスト守中高明(2004.11.20) |
11 | 「素朴さ」にどう対峙するか ゲスト守中高明(2005.1.7) |
12 | 詩は言葉で書かれる(2005.3.29) |
13 | 回収されない言葉(たち)(2005.7.3) |
14 | 具体性の中に立つ(2005.9.27) |
15 | 「新しさ」とは何か(2006.12.6) |
16 | 詩的現在をどう語るか(2009.2.23) |